DOLLMASTER彷徨の六花 1 (CR COMICS DX)
Advance of Zで氏のデザインされたメカに興味を持ち
他の出版物を探していてこの本を見つけました。
タイトルにもつけましたが絵だけなら☆5つの評価。
ですが色んな物を詰め込み過ぎで整理がされていないため
読んでいてもストーリーが把握出来ませんでした。
メカとキャラのデザインは好きだし題材も魅力的なので
二巻目以降に期待したいと思います。
藤岡建機作品集 DOLLMASTER -蒼穹の翼- (ビームコミックス)
もはや十年近く前の、未完のマンガですが、待ってる人はずっと待ってた!ドールマスターの単行本化です。
最近はガンダム系のお仕事でジワジワ知名度を上げてきた藤岡建機氏の作品と言うことで、「押さえておく」のもいいですが、
特徴的な、コロコロしたメカやキャラが画面いっぱい動き回る様はなかなか爽快。
ストーリーも複線を張りつつ、少年漫画調の明快なもの。
ややマンガとしては未整理な構成だったりもしますが(そこで星を下げてます)、ラフ設定等も付属してあり、メカの形状把握や、キャラたちの今後を想像する手がかりにするといいでしょう。
マジキューさん、余談ですが同じく藤岡建機氏がデザイン全般を担当したメダロット・ナビのムックもフォローしていただけませんかね!?
メダロット・ナビ (コミックボンボン)
メダロットとマスターという関係…最初から人間的な感情を持ち合わせているが故に、命を得たいと求める行為…メダロットが持つ深刻性が高くなり得るテーマに真っ向から挑んだ作品だと思います。
現実世界でいえば
・かけがえの無いパートナーとの生き方。パートナーのあり方
・かつて失った最愛の人と、新しく愛したいと思った人との関係
・自分らしく生きる事
等、作品世界でも近々忘れ去られた様な大切な事がそこかしこに散りばめられています。
確かに絵的には見辛い物がありますし、コミックボンボンの読者層が迷走しているとは言え、明らかに某コロコロの元ライバル誌の連載作品とは思えない内容な側面もありますが、だからこそ今の中高生以上の人でメダロットが好きな人に読んで欲しいと思います。
藤岡先生に対するメダロットRでのマイナス印象も一撃で吹き飛びますよ。
機動戦士ガンダムSEED C.E.73-STARGAZER- [DVD]
50分という短い時間でどれだけ起承転結の運びに持っていけるのか。観る前は其処が一番の不安材料でした。実際購入し観て見ると本当に短い物語ではありましたが、人間として良くも悪くも生き抜こうとする人の姿がありました。優しい両親に愛され育っていた主人公スウェン。テロに巻き込まれ両親を失い、エクステンデットとしての教育が始まります。冷たい檻の中でも出会えた仲間、少女ミューディー・少年シャムス。死にたくないと泣きながら死んでいくミューディー、亡くなったミューディーを思う余り冷静な判断が出来ず笑いながら死んでいくシャムス。
本編でのエクステンデット達は記憶を消された為、対比の意味でも尚の事涙を誘います。
スウェンはセレーネと出会い、彼女の長い髪に同じように長かった髪を持っていた母の面影を見ます。途端に大人しくなる所はどんな言葉で言うよりも彼の心を如実に表しているようです。最後に作画の乱れが見受けられましたがそれも補っても戦闘シーンも迫力あり、量産機が一品物のガンダムに立ち向かい数で勝つシーンなど見事。
泣きながら、車で次の施設へと運ばれていく幼少時代のスウェンを追う研究員の女性を思い出す最後のシーンだけでも私は星五個の作品としてみます。
割り切れない、あがくのが人間だと私個人は思いますので。