ポーギーとベス [DVD]
なかなか生でこの舞台を見る機会はありません。特に日本国内では皆無に等しいでしょう。
仮にあったとしても、日本人キャストでコレを観るなんてお金をドブに捨てるようなもの。
「サマータイム」を含む数々のナンバーが聴ける舞台(オペラというべきかミュージカルというべきか)の映像化。
物語を知った上で聴く「サマータイム」は感動も倍増します。
アレルギー・免疫学シークレット (シークレットシリーズ)
アレルギーや免疫について書かれた臨床の本は少ないですが、本書は基礎から臨床までの内容がまとめられて書かれています。内容的にはかなり高度な部分までつっこまれているのですが、小問形式で、また難易度段階も表記されているためどこからでも読めます。
アレルギー免疫学の本としておすすめです。
のだめカンタービレ ベスト100 (通常盤)
チェコ組曲を目当てに購入しました。「のだめカンタービレ」でクラシックに興味を持たれた方には最適のCDボックスです。ドラマで使われた楽曲ですので(演奏者は別です)聴くとドラマのシーンを思い出します。ふだんクラシックをあまり聴かない方にとっては、とても身近に感じられ、聴きやすいことでしょう。ドラマでは部分的にしか聴くことができなかった交響曲も全楽章聴けます。音質も演奏者もとても良いと思います。このCDボックスを手始めに他の演奏者の同じ曲を聴いてみたら、ますます楽しくなると思いますよ。この構成でこの値段は本当にお買い得だと思います。
ピアノミニアルバム ラプソディインブルー
ドラマのものと同じ楽譜を探していました。
ドラマの楽譜だけでなく、ちょっと簡単めなアレンジも乗っていていろんなレベルの人が扱えると思います。
ただし上級の原曲と同じ構成の楽譜はないので注意が必要です。
ヴァルトビューネ2003 ガーシュイン・ナイト 小澤征爾 [DVD]
視聴した範囲ですが、夏のwaldbuhneの野外コンサートのなかでは、一番の盛り上がり。
最初の1曲“An American in Paris”こそ緊張の面持ちなのですが、2曲目からは共演となるMarcus Roberts Trioとベルリンフィルとを巧みに橋渡し。全身に情緒が溢れ出ていて、いかにも小澤らしい音楽をつくりあげています。
観客たちも2曲目“Rhapsody in Blue”の完成度に堪らず、もう立ち上がってしまい拍手喝采。こんなRhapsody in Blueは聴いたことがない!といった観客たちの面持ちが窺えます。
後半となる3曲目は“Concert in F”。これもまたRobertsの編曲。第1楽章からそのRobertsのソロパートが光ります。ほんとうに彼は見えていないのだろうか?と思うくらいの運指の軽やかさ。日没とともに吹く風にのせて、第2楽章へ。そして再び脈動する旋律に心打たれる第3楽章。もう総立ちなのです。
惜しみない拍手がおくられるなか、残りの4曲はRoberts Trioとベルリンフィルと交互に2曲ずつのアンコール。“I Got Rhythm”で小澤が見せる茶目っ気にも注目。
最後はお馴染みの“ベルリンの風”なのですが、その最初の旋律が聴こえた瞬間に会場から漏れる(もう終わりなの??という)溜息の大きさにも、この一夜の素晴らしさが顕われていると思います。シンフォニックジャズを堪能できる1枚。
ちなみに同じタイトルのEuro Artsの輸入版は2000円台であります(2009年)。