メタリック・スフィアーズ
最新型サウンドなんだけど、90年代初頭の響きもある、3人のコラボレーション。ロバート・フリップと演った「FFWD」は、COOLだったけど今回はEmotional!正当なプログレ〜アンビエントハウスの2010ヴァージョン。全体5パートに分かれている作品が2曲で、GOAの事よく知ってるYouthがプロデュース…。すごい淡々としてる。YouthとギルモアのJamセッションをお茶目に俯瞰してまとめた感のある、ラウンジ〜アンビエントDJの「メソッド」のような作品。すげー渋い(ちょっとだけギルモアのVocal入り!)。良い悪いの判断とか関係ないぐらい、リピートして聴ける。「雲の音」を聴きたいなーって思ってる人だったら、超おすすめ!!
http://kluster.mayan-world.net
覇響 [DVD]
女声コーラス隊はいない、スクリーンもない、ガイ・プラットもおじさんになったので踊らない。必要最小限の無骨な男たちがいる。ライティングは派手目だがこの武骨な男たちと見事に融合している。幾度もの観賞回数に十分に堪え得るこんな作品は本当に久しぶりだ。「Echoes」のカタルシスは言うまでもないが、シドとロジャーの代わりにボウイだ。なんか文句あるか。
聴きどころ、見どころは数知れず。個人的には、ボーナストラックとはいえ「Wearing The Inside Out」がうれしい。
自分が「着メロ」世代ではなかったことを素直に喜びたい。たとえおじさん呼ばわりされようとも。
オン・アン・アイランド
これはすばらしい!待ちに待ったギルモアのギターだ! 円熟の域に達したギタープレイと、暖かいサウンド。そして音楽性もピンクフロイドの新作といわれて聴いたら、恐らく納得してしまうだろう、この雰囲気。amazonの輸入版ページで試聴して、即買いしたが、大満足でした。泣きのギターと、大人の落ち着いたサウンドを聴きたい方には、超お勧めです!
狂気の祭典~ライヴ・イン・グダニスク(DVD付)
Live at the Royal Albert HallのLive CDも出ないかなと期待していたら、こんな形で出してくれました。2006年8月26日、GDANSK(ポーランド)でのLiveです。曲順や内容は、the Royal Albert Hallの1部は同じで、2部にあたるCD 2の曲が若干異なります。もちろん最大の聞き物は「Echoes」で、GilmourとWrightの掛け合いは素晴らしいです。CDだけの2 Discヴァージョンもありますが、ぜひDVD付きの3 Disc Editionをお勧めします。
David Gilmour - In Concert (Bonus Tracks) [DVD] [Import]
ピンクフロイドの名ギタリスト、デビッドギルモアのコンサート。ほとんどがUNPLUGGEDと言っていいくらいアコースティックギターを使っての演奏。Shine On Crazy You Diamondもこれまでのアルバムやコンサートでは見られなかったアコースティックバージョン。後半部分はスチールギターを使ってのインストにストリングスがプラス。全体的には、あの特徴あるギターサウンドが聞けなかったのは消化不良。それでも、アルバム「原子心母」から「FAT OLD SUN」を演奏したのには感激です。何しろ30年前以上の曲で、心地よい響きでした。ギルモアもピンクフロイド時代の長い髪を風になびかせていたモデル姿は、遠い昔の面影になってしまいました。