ドリフターズ 1巻 (ヤングキングコミックス)
「HELL SING」「以下略」のヒラコーこと平野耕太さんの作品です。
信長等の有名な武将も出てきます。
この漫画の素晴らしい所はギャグ、シリアス、戦闘シーンが全て上手く描かれています。
レビュータイトルの「一 件 落 着 !!」は主人公のセリフです。このシーンには笑わせてもらいました。
信長が息子の死を知ったときのシーンも非常に上手くかけていると思います。
キャラクターの心情を描いていないのに、そのキャラクターの心情が読み取れる。これは作者の技量のすごさを感じました。
欠点は登場キャラクターが多くなってしまい、話がよく分からなくなる箇所がありました。
しかし、話自体は決して面白くない物ではないので、安心してもらいたいです。
この世界大戦がすごい!! ハーツ オブ アイアンIIプレイレポート (4 GAMER BOOKS)
発売日に買って、週末に読了。連載時から熱心に読んでいたので既知の内容も多かったが、それでも楽しめた。
とはいうものの、元々Webサイト上の記事であるだけに書籍としてはと少々読みづらいことは確か(もともと大量のスクリーンショットといっしょに読むことが前提になっているのだし)。段落の区切りなども書籍としては不自然で読みにくいところも多々ある。
正直1800円出して買うべきものなのかはちょっと良くわからない。氏の連載のファンならばマストアイテムだとは思うが、別にAARを読みたいだけならばサイトを見ればいいし。
買う場合はウェブサイトの記事の再録だというところに注意してください。
HELLSING 10 (ヤングキングコミックス)
読み終わってから気がついたんですが、このお話、中心はロンドンのとある一晩の出来事ですよね。
それを10年くらいかけて描いてた作者も偉いなあですし、1冊ずつ買っていった皆さんはさぞかし気をもまれたことでしょう・・・。
よかった、完結待って一気に買って。あー面白かった。もう5回くらい繰り返し読んでます。
英国国教会とローマカトリックとナチスが三つ巴って、そんな面白すぎる設定を考えた作者にはまったく敬服いたします。欲を言えばもうちょっとバチカンが強くて話がこんがらかった方が良いんじゃなかろうか。実際、十字軍とか200年くらい戦ってますし。アンデルセン神父みたいのがあと3人くらいいても。
たとえば「Black Lagoon」とか、絵がどうこうじゃなく芝居がかった台詞回しが好きで、なんでも暴力で解決しちゃう世界が嫌いじゃない、ていうかむしろ好き(笑)な方には超お勧め。
お友達に勧めるときはその辺よーく考えないと、引かれること請け合いです。
以下略
まあ、書いてありますけどゲーマガ収録分だけで、角川の雑誌「桃組」に連載されてた分は未収録です。
つまり、居酒屋で二次キャラとセックスする方法を考えたり、
漫画のイメージで作者を想像したり、
「ショタとホモは全然全然違います」とか言ったり、糞だのゲロだの連呼したり、「ダッチワイフが11体目」とか曝露したりだとか、
あまつさえ風邪ひいて熱海に長期滞在したりとか、
おまけにオタクが滅亡したり。
そう言う漫画は未収録です。
いや、本書の分でも十分面白いですが、
個人的には桃組掲載されてたヒラコー御大の赤裸々なオタ生活を綴った「進め(以下略」が読みたかったです。なんせ一回単行本化すると思わせて、結局立ち消えになりましたからね。