ないた赤おに (大人になっても忘れたくない いもとようこ名作絵本)
殺伐とした世の中で、人と人との関係が稀薄になってきている今だからこそ、
この本を読んで欲しいです。たかが絵本と侮ってはいけません。
むしろこの本は大人が読むべき内容なのではないでしょか?
赤鬼のために青鬼が自ら進んで犠牲となる。見返りを求めない犠牲。
最後の青鬼の手紙と赤鬼の涙には感慨にふけるものがあります。
NHKみんなのうた ベスト
懐かしい「北風小僧の寒太郎」「メトロポリタン美術館」
いざCDを聞いてみると ん!?何かが違う・・・。
歌手が、マチャアキじゃない!大貫妙子さんじゃない!!
調べてみると「みんなのうた」のCDは沢山発売されていますが、
オリジナル放送と違った歌手のバージョンが収録されてる方が、
多い感じなのですね・・・。
新TOEICテスト リスニング問題を鬼のように特訓するソフト!
PCソフトを使った勉強は、机に向かって鉛筆を持ちながら格闘する普通の勉強と比べ、無駄な気を張らずに楽しみながらできるというメリットがあるが、反面、デメリットもある。それは、使い勝手の悪さ。自分の見たいタイミングで答えが見られなかったり、知らない単語を調べる時間がかなったり、音声がリピートできなかったり、好きなタイミングでやり直しできなかったりと、イライラする場面もある。しかし、このソフトはそんなデメリットなど一切なし!!使い勝手が非常によく、よいPCソフトのお手本と言えるでしょう。具体的によい点は以下の8点。
1.問題が求めている能力ごとにグループ分けされており、解いているうちに自然と対策が頭に浮かぶ。
2.問題の音声を流す位置を示すバーがあり、クリックして場所を選択することで、聞き逃してしまったところを繰り返し聞くことができる。
3.左上に国旗が表示され、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアのうちどの言語が話されているのかを確認できる。
4.回答後はすぐに詳細な解説が表示され、流された問題音声の英語表示/日本語表示を切り替えるボタンがあり、比較しながら確認できる。
5.問題の音声が流される前に8秒の猶予時間を設けており、印字された問題文と選択肢を事前にすばやく読む練習になる。
6.内臓されている問題は質・量ともに充実している。
7.表示画面に適度の立体感や色合いがあり、高級感がある。
8.勉強を終えた後に、鬼が「おつかれー」と労をねぎらってくれる。
きっとTOEICの点数を大きく飛躍させてくれると思います。お勧めです。
ないたあかおに (ひろすけ絵本 2)
小学2年生の娘の神奈川県夏の読書感想文の推薦図書。全国のとは違った本を推薦してくれるので、今年初めて、神奈川県の推薦図書の読書感想文に挑戦しようとしている娘の為に購入。年長の息子にも読み聞かせをしました。勿論、小学2年の娘は一人で読みました。母も読みました。泣きました。年長児には青鬼は本当の悪者になってしまいましたが、最後はいいひとだねとのこと。小学2年には、本の内容を理解しており、青鬼さんにもし会ったら、今度はわたしが、青鬼さんに何かしてあげると笑顔で言ってました。
とても素敵な本に巡り会えたことに感謝です。
チェイス-国税査察官-DVD-BOX
オープニングのタイトルバック、青い水と赤い水が表裏一体で溶けていく様子は、そのまま江口洋介演じる査察捜査官、春間と脱税の天才、“カリブの手品師”村雲修二を演じるARATAにそのまま当てはまる。
劇中でも、人によっては暑苦しい、でも確実に温かい“兄ちゃん”な江口洋介の個性と、文字通り爬虫類のような冷血動物を思わせる風貌、そんな風貌に似合わず声に凄みがあるARATAの役者としての個性が存分に活かされている。
脱税の手口とそれに立ち向かう査察官の対決に終始した方がいいという人もいる。が、それだけでは飽きてしまう視聴者もいたと思う。このドラマの肝はやはり、村雲の義手に隠されたその、あまりにも暗く悲惨すぎる過去にある。
彼の今まで背負ってきた苦しみと、彼が金目的で飛行機を落とした(落ちる結果が予想されていた)事によって、妻を失い娘との絆も失いかけた春間の苦しみは最終回で表面化、激突する。
「あり得たかもしれない人生に希望を持ってしまう。人を苦しめるのはいつもそういう希望なんだ。欲しくて欲しくて眼を細めて見つめる希望の灯火なんだ…」
春間は憎しみを超えて自分の追っていた相手の事を初めて完全に理解し、思わぬ行動を取る。
「泣いた赤鬼の話を知ってるか。誰も悪くないのにどうしょうもない。俺もお前も泣いた赤鬼と同じだ。愛されたくて愛されたくて泣いた赤鬼だ。でも、生きるしかない。生きるしかないんだよ!」
この時の江口洋介の演技は思わず画面に向かって「熱いっ熱すぎる」と叫んでしまうぐらい感動的。
福山は「龍馬伝」で兄ちゃんは「土曜ドラマチェイス」だようっと同格なぐらい良い仕事してる。いい役者さんになったものである。
そして、訪れる物語の結末はあまりにも悲しすぎる。が、唯一春間にだけはその苦しみを理解してもらえ、残された彼の赤ん坊が「パパ」と口にし出す様子にはやはり、かすかな希望が感じられる。
菊池成孔さんのエンディングテーマ「退行」も母親の胎内にいる赤ん坊のイメージのような、退廃的で魅惑的、悲しみに満ちた、ドラマの本質を如実に表わした名曲。いつまでも耳に残ってあとを引く(惹く)。