RENASCENCE
前作"Metabolism"で新しい姿勢を打ち出したSLT。
今までの作品と、前作のロックとを融合した、SLTにしか作れない作品が集まっている、会心の一枚である。
今までのSLTは詩にしても、曲調にしても、繊細な部分を特に大切にしてきたように思えるが、この"Renascence"では、前作からの大胆さと、SLT特有の繊細さがどちらも楽しめるようになっている。AORファンも、ソウルファンも、ロックファンも、もちろんSLTが作り出す、分類不可能なSLT音楽のファンの方も、必ず楽しめる一枚であると言えよう。あらゆる角度から、今のSLTが分かる。
先行シングル曲もたくさん入っており、お得な作品でもあることを末尾に付け加えておきたい。
いちごいちえ
TVで見た瞬間妙にに惹かれました。
そして曲を聴いたら完全にはまってしまって、ファンになってしまった気がします(^_^;
キャラクター、歌詞、歌い方ともに本当に素直に感じます。
「売れたい」とか「目立たなきゃ」とか「いい曲です」とか感じないんです。
そんな彼女たちの歌詞を聞いてると「自然に癒されてる」と感じました。
菊次郎とさき
内容はテレビドラマとだいたい同じなのでわかっているのですが、、、
たけしさん口調の「おいらが」口調で読みはじめると、
あらためて心に響きます!
特に母親の「さきさん」の、たけし君への愛情は女として心に響いて、
何度読んでも涙が止まりません、、、
元気のない時は辛くて読めません、、、
それでもやっぱり読んでしまう、、、
感動の一冊です!
菊次郎とさき (新潮文庫)
僕は未だに反抗期な大学生ですが、親と喧嘩する度に読んでいます。読み終わるころには、「なんか、悪かったなぁ、言い過ぎたかな」なんて思ってしまっています。そこら辺がさすが世界の武!
干渉的な母親、さき。
情けない父親、菊次郎。
どこにでもいそうな両親。
うちの家庭もこのまんまで何も分からないのに干渉しすぎの母親はウザイ!し、単純で短気なくせに怒れない、情けない父親にもイライラ!してしまいます。
でもこの本を読むと、不思議とこういう腹がたつ性格が愛おしくなるんですね。何だか温かい気持ちにさせられちゃいます。家族っていいな、なんてベタに思ってしまいます。
それをまた、あの悪ガキのまんま大人になっちゃったみたいなたけしさんが言っているからいいんですね。優等生的じゃない、罵詈雑言交えながらも、愛がこもった文章だからココロに響きます。
親なんてムカつくっていう人、鈍器で殺しちゃう前に一度読んでみてください。