東京日和(サントラ)
原作のエッセイは、ジョアン・ジルベルトの「イパネマの娘」で始まる。それを意識してか、映画では冒頭の曲(光と影)がボサノバ調の曲になっている。映画は決して原作に忠実であるとは言えないが、この曲が既に原作の雰囲気を醸し出しており、原作の空気感を上手く映画に持ち込んでいる。「光と影」、この映画のメインテーマである「東京日和」、この2曲を中心に様々なバージョンが収録されているが、どれもこれもこの映画と原作の雰囲気を絶妙に表現し、切なくも心地よい、そして温かいアルバムに仕上がっている。
第三の道とその批判
ブレア首相の指南役が、<現代化された社会民主主義>を全般的に解説します。旧来の社民主義と異なり、市場の有益性を積極的に承認します。政治によって不平等を抑制する必要性を指摘し、人材育成中心に社会的投資する意義を説きます。世界の貧困減少策、環境対策の重要性を説明し、EUから世界立法府への展望にも言及します。
イギリス労働党の新路線は、大陸や北欧の社民政党にも波及していくことを、客観的情勢から説いています。「第三の道」と併せて読むとなお、いいでしょう。
ヒーリング・ボサノバ3
初ボッサでこの一枚を手にしました。
今までR&Bにラップなど煩い音楽好きだったのですが、気持を落ち着かせたくって買ってみたところ正解!
心地よい音楽で、テンションも上がるし朝聴くのがオススメです。
朝昼はこのCDで作業中も気が散ることなくながら音楽に最適です。
休日もランチ取りながら流れてると気持ちよくなります。
ちなみにお昼寝タイムに突入もできました。
第三の道―効率と公正の新たな同盟
ブレア政権のブレーンといわれた元LSEディレクターであり、現在は男爵の称号を持つギデンスの現状分析とそれを基にした政策提言の書。オールドレイバーに対置されるニューレイバーの政策的方向性を提案しようとし、ソ連崩壊により左派勢力が勢いを失っている現状を踏まえ、過度の市場主義志向も福祉国家志向も避け、「第三の道」として左派中道路線のあり方を比較的具体的に提案している。2008年以降、われわれは世界的な金融危機を経験しつつあるが、左派中道の立場から、彼は当然1998年の経済危機の段階で行き過ぎた市場主義を規制するべきだとしている。ただし本書は、ブレア政権が欧州でなく米国を最重要なパートナーとし選び、特に9.11以降のアフガニスタンやイラク侵攻等々行う以前に書かれている。ギデンスの選択する中道は常に両側から批判される運命にあるとはいえ、グローバル化した世界の中で左翼勢力が如何に生き延びることができるか真摯に考察されている。率直にギデンスは、彼の「第三の道」は主要国の左派が弱っているからこそ求められているのだと考えているように読める。個人的には、英国における左派と右派の実質と強弱も含め、少しばかり前提知識が必要と思われた。
ピアノ・de・ボッサ
起き抜けの環境音楽で、コアトレやストレッチをやった後、紅茶など淹れながらBGMとして流すと、仕事が進みます。
決して出しゃばらず、かと言って大人しすぎて退屈になるわけでもなく、ホントに適度に体のリズムを作ってくれるというか。
日によってかける音楽は違いますが、このアルバムは飽きが来なくて、仕事中も、仕事が終わってからのリラックスタイムにもよくかけてます。