GOTH[ゴス] デラックス版 [DVD]
原作派だったので映像化が決まった時は、正直不安でした。
色々と大人の事情で公開が遅れたりした問題作ではありますが、
個人的意見を言わせて頂くと、「これもまあ、ありかな?」ってとこでしょうか。
グロい世界なので映像にして大丈夫か?と、血がダメなので心配していましたが、
色彩が凄く綺麗で、出演者もイメージ通り。
原作をちょっと詰め込みすぎ&もうちょっと丁寧に描いて欲しかったと感じましたが、
難しい作品、理解しがたい世界を芸術作品として形にしてくれた監督、スタッフ、出演者に拍手です。
原作の乙一さん、神山役の本郷奏多くんのファンなので、少々甘めの評価かもしれませんが。
映画館で見ようとは思えない内容ですが、DVDだから試しに見てみるのもいいかも。
特典映像がよかったので、出演者にお目当てさんが居る方は一度チェックしてみて下さい。
きみにしか聞こえない [DVD]
原作者・乙一さんのファンなので「どんなふうに映像化されるのか」ととても楽しみにしていました。
本当にスローラブストーリーなので、前半はゆっくり話が進みますが、後半にかけてスリリングで見入ってしまいます。
設定が違う部分が多いので、原作を読んだ方も、未読の方も楽しめる作品です。
見終わった後、きっと素敵な気持ちになって「また見たい!」と思いますよ(^^)
映画「KIDS」撮影日記~アサトの素顔~ [DVD]
本編の映画もとても良かったし、主演の3人の仲良し姿がもっと観たくなって購入しました。
終始アットホームで楽しそうな現場の雰囲気が伝わってくる、とても微笑ましい映像ばかりです。
小池、玉木ファンには特に嬉しいですね。
私は玉木さんのファンですが、小池くんの回すビデオに無防備に映る姿が楽しめました♪
特典の布製ポスターもポストカードもきれいな絵で嬉しかったです。
小池徹平くんの直筆メッセージの書かれたスケジュール帳は、
アサト、タケオ、シホの誕生日まで書き込まれてたりしてちょっとニヤリ、です。
ヘッシュのアイテムも付いてたら最高だったかな(笑)
KIDSをもっと楽しむための1品。おすすめです!!
KIDS オリジナル・サウンドトラック
まだ公開前ですが非常に落ち着いた感じの曲がつまった感動的な音楽です。各トラックの最後に小池徹平、玉木宏さん等出演者の映画の1シーンだと思われるセリフが30秒〜1分程度入っています。映画を見た後ならシーンを思い出してより感動がこみあげるCDだろうな、と感じました。映画は公開前ですが何となく雰囲気が分かる感じで前に買って聞くのも良いです。特に小池徹平君のセリフがメインです。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
面白くなかったから、ではない。
儚い夢とはいえ、物書きを目指している身にとって、これは恐怖以外の何者でもない。
「少女が死ぬ」「それを隠す兄妹」「その度に見つかりそうになる」――
これをキーワードにして小説を書きなさい、とヒントを出されたとして、ここまで独創的なテクニックで書けただろうか。
しかも、16歳のときに。
さらに、グロテスクな設定なのに、それを感じさせない語りも恐ろしい。
何故か体験もしたこともないのに「懐かしい」と感じさせる田舎の情緒、夏の蒸し暑い間延びした時間、ひんやりとした夜の闇に虫の声。
読み進めるうちに、犯罪を夏休みの冒険のように過ごす兄妹たちと溶け合って、私のモラルも麻痺してしまう。
『優子』も恐ろしい。
「ふんふん、つまり、『サイコ』ね」なんて鼻歌混じりで読んでいて、最後は唸ってしまった。
どちらも内容はそう珍しいものではないかもしれない。
みっちりと情報が詰まっているわけでもない。
展開が、技術が、恐ろしい。
もし、貴方が物書きを夢見ているなら、決して読んではいけない。
自信を喪失する。
もし、貴方の趣味が読書なら。
是非、読むべきだ。
あぁ、読まなければよかった、と後悔している。
でも、読まないともっと後悔していただろうな。