モナリザ・スマイル オリジナル・サウンドトラック
プロデューサーは意外なことに、「あの」トレヴァー・ホーン。
すっごく良く出来たレトロシックという感じで、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドやt.A.T.u.の路線を期待するともちろん大ハズレになります。が、ファン的に目玉なのは10曲目のIstanbul(not Constantinople)でしょう。何故なら、ヴォーカリストはクレジットされていませんが、聴いてビックリ、トレヴァー本人が多重録音で歌っちゃってます。バグルズやフランキーのファンが絶対聴かないであろうところで匿名で歌ってるあたりがなんとも(笑)。
もうこの一曲のためだけにでも「買い」ですが、そうでなくても、シールやトーリ・エイモスがレトロな曲を当時の歌手になりきった感じで歌ってるのも楽しいです。単にサントラというだけでなく、実は意外な楽しみが一杯のお得な一枚と言えましょう。
モナリザの微笑 (光文社文庫)
オートバイは、ほんの脇役としてしか登場しません。
でも、暁のキックスタートなどと同質の感覚を読書中に感じました。
新たな視点と、気持ちの良い共感を得ることが出来ました。
教養としての名画―「モナ・リザ」の微笑はなぜ神秘的に見えるのか (プレイブックス・インテリジェンス)
タイトルの示すとおりの内容で、各作家の生涯や思想から名画の象徴や寓意を解き明かしています。
「教養としての名画」とは、その絵を見てただ単に美しいと感じるだけでなく、題材や時代背景を知り寄り深く読み取る事だと思います。
紙面の関係から、取り上げられていない作家も多いですし、一人に割けるページ数も限られていますが、それでも概ね作家の生い立ちや技法、名画に示される表現を細かく説明しています。
美術館に行く前に、一読すると得をすると思います。
「モナリザ」の微笑み (PHP新書)
美術解剖学という観点からモナリザの微笑みを分析し、
ダビンチの微笑みの系譜、そこから近代美術が受け継いだものと話が展開し、
最期は古代美術史の中の微笑みの話題まで広がります。
私は美術や美術史の素養がないため、
著者のやや大雑把な議論がどの程度斬新なものか分かりませんが、
自分の目で美術を鑑賞するということの意義を考えさせられました。
著者に興味をもたれた方は、
「絵筆のいらない絵画教室」も読んでみて下さい。
モナリザの微笑
ドラマのシーン、一つ一つが、鮮明によみがえるだけでなく、とても完成度の高いサントラといえるでしょう。
なかでも、1650B'WAYの歌声は、心の中にドシンとくるものがあります。
これは、日本のドラマサントラでも最高の出来といえるでしょう。