キル・ビル Vol.2 [DVD]
Vol.1が日本文化へのオマージュだったとすれば、Vol.2はカンフー映画そして西部劇へのオマージュと私は捉えたい。ユマ・サーマンがパイ・メイと並んで型の練習に励む場面はまるでダンス映画を観ているようではないか。そして砂漠のトレーラーの中でのエル(ダリル・ハンナ)との決闘シーンの迫力。20年以上前の映画スプラッシュの可憐な人魚役で彼女のファンになった者としては、本作での彼女の悪役ぶりに驚かされるが、彼女はブレードランナーでもハリソン・フォードと闘っていましたね。本作でさらに役の幅を広げた彼女の今後の活躍が楽しみである。そして最後の愛憎半ばするビルとの決闘。デヴィッド・キャラダインはさすがの貫禄で、ユマ・サーマンとの言葉のやりとりが既に闘いになっているし、最後の戦いをこのように言葉での闘い中心にした監督のアイデアに感心する。
Vol.1,2を通じて、復讐シーンで銃を使わず、武器は使うものの、肉体を駆使した武術で勝負の決着をつけているのが潔い。Vol1.2とも映画館で観たが、この度DVDで鑑賞して、本作が好き嫌いはかなり分かれるだろうけれども、歴史に残る傑作であることを再確認したしだいである。
「キル・ビルVOL.2」&タランティーノ・ムービーインサイダー (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)
各俳優人の経歴、元ネタ関連映画作品紹介等、全体的に映画パンフレットを濃く深くした感じの作りです。
未見の方に配慮したのか作品本編に突っ込んだネタバレ的要素は少ないです。
映画を観終えて登場人物に思い入れの出来た人には多少物足りないかもしれませんが、GOGO夕張の双子の妹のボツネタ、エル・ドライバーとブライドの対決シーンのボツネタ等、この本でしか読めない未使用脚本も収録されていてファンなら買い!の一冊です。
キル・ビル Vol.1 [DVD]
わたし、大ハマリしてしまいました!!
映画館で3回見てしまいました!!
チケット代も高いので普段はこんなことしませんが、もうキルビルにクラクラ。
気分でいったら100回連続ジェットコースターに乗った感じです。
あぁ、もう1度見たい。はまった人には麻薬のような映画かも。
音楽も選曲の良さが秀逸。タランティーノってスゴイです!
何度も見たいのでDVDが出たら即買します!!
万人にはすすめませんが、ハマレた私は幸せ者です。
妙なシーンを思い出すだけで何だかとても楽しいです。
キル・ビル Vol.1【字幕版】 [VHS]
妊娠中に殺人集団 に頭を打たれ4年間植物人間状態だったユマ・サーマンはあるとき突然目覚め、、復讐を始める。タランティーノ監督が主演のユマサーマンの出産が終わり、体が戻るまでまって、撮影に入った事で有名な久々の作品ですね。タランティーノがほれ込んだ
ユマ はとっても魅力的です。しかしすごい立ち回り。素晴らしいですね。テンポといい、アニメが入って来るタイミングといい、音楽といい非常におもしろい作品です。半分日本的なこののりは、ちょっと古いですが、ブレーランナーの、あの日本の猥雑な描き方とちょっと似てますね。
ド演歌の挿入の仕方もツボにはまっていました。
このアニメチームも日本のチームで、この一作で昨年のデジタルメディアの賞をとりました。
わたしはイタリアあるいは、スペイン系の監督が好きなんですが、彼らは女性を描かせるとやっぱり抜群なんですね。
好きな監督のほとんどが、ラテン系なんだけど、このタランティーノはアメリカですねでもどこかラテンの香りがするんだけど、なぜかしらね。笑
タランティーノとユア・サーマン 見事な創造と申しておきましょう。