細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!
知識だけを増やすなら本を沢山読み
メディアを十分に活用すればいい。
しかし、その内容が全て正しいわけではない。
それに知識があってもその応用力が
なければ社会に出てからは使えない人に
なってしまう。
大学など学校で得た知識が社会に出て
使えないというのは応用力のなさが
原因ではないか。
この本では何故数学的思考力、
というより知識は最低限で良く
世の中をしっかりと冷静に分析・検証するためには
どうしたらいいのかを助言してくれている
わかりやすい本と言える。
論理的思考力だけでは駄目だ。
三段論法では甘いということが
わかりやすく書かれている。
ただ、この人の経済の模範回答が
正しいと思ってはいけないということも
この本を読んでいれば感づくことでもある。
だから考え方はとても参考になるが、
細野さんの回答を知識化してしまうのでは
バイアスになっているということになろう。
説得力がある分だけ流されないように
冷静な視点で読むととても良い本だと思う。
「超音読」英語勉強法 留学経験なし! だけどTOEIC テスト満点!
音読が大事であること、初期の語彙力は音読が十分量こなせていれば大丈夫なこと、
リスニングは音読の後に来るものであること等々、瞬間英作文がないことを除けば、
基本的な考えは、「英語上達完全マップ」の森沢氏と同じだと思いました。
やはり、多くの先生方が勧めておられるように、音読が英語脳を作る基礎であることを
確信させてくれる内容でした。
例え類似した内容であっても、異なる切り口、異なる表現だと、新たな気づきが得られる
と思うので、すでに類書を読んでいましたが、得るところがあったので、よかったです。
手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~
働くことの意義を教えてくれる、小説の体裁をとった自己啓発本です。
タイトルが気になって手にしましたが、読んでみたら説教臭さが無く、沁みるように心に納まりました。
でも、文字数の割には値段が千五百円と高め。
ミステリー仕立てにしている手紙屋の正体も登場人物が少ないので簡単に絞れます。
小説云々では無く社会生活をする上での指南書として読めば良いでしょう。