natural
曲目は多くは既に知っているものばかりでしたが、改めて聴くととても良いですね。
特にこのCDでは引田さんが作詞・作曲した曲も2曲入っていますが新たな一面を見たように感じられてすばらしかったです。
歌のうまさはもちろんですが、作曲もなさるとは知りませんでした。
既存の曲とは違った新たな一面で、とてもアップな曲から落ち着ける曲まで入っていて美しさすら感じました。
1stアルバムですが今後もコンスタントに出されることを希望します。
破天荒遊戯 12 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
恐怖に打ち勝つ為、父のセラティードにあるお願いをするラゼル。一方アルゼイドは真相を知るため、単独で行動し――
相変わらず発売に間があって最初話がつながりませんでした。前の巻を読み忘れたのかとさえ思いました。
前半はともかく後半はこれまでの謎がいくつかとけてすっきりしたので、「発売待ってて良かった」と思えました。この巻を読んでから8巻の列車内でのアルゼイドの話とか、9巻の過去の回想部分とか読むと「ああ!」ってなります。でもこの真実、アルゼイドが知ったら……。
解明された部分もあるのですが、きっかけを与えるのがキアラというのが引っ掛かります。一体なにをしようとしているのか。第1部とかそういう単語があとがきにありますが、悠長にしていないで話をまとめていってほしい作品。
ANOTHER BEST
ここまで聴き応えのあるアーティストだったとは...
というのが本作で初めて彼女のフルアルバムに触れた感想である。
(数々のゲーム主題歌アニソンを手掛けている方という前振りは既知ながら)
それは張りのある心地よい伸びやかな歌声が、どこまでも導いていく未知の世界。
何と表現したらよいのか適当な言葉がみつからないほど、その声が旅する様々な
楽曲たちの実に多彩なこと。それは音楽そのものが内包する魅力そのもの――そして
何と言っても、いとうかなこ自身にそれだけの表現力が介在しているからこその賜物。
特に歌い手の資質が問われるだろう中盤のバラード(悲しみの向こうへ、約束、
ワルツ)では、しっとりしたメロディを歌い、思わずじっと聴き惚れてしまう。
正直キャッチーさが売りのマキシ『Heartbreaking Romance』を試聴したのみでは、
どういう方向性のアーティストなのかも全く判らなかった。しかし上記c/wでも感じた
ナチュラルな雰囲気が本アルバムでも感じられつつ、かつそれ以上の音楽的面白みを
どこまでも追求しており、深い森と湖を思わせる物語のような冒頭曲から、なかなかに
聴かせてくれる。まず本人の歌声=生の声に非常に雰囲気と力のある人だと思った。
そして当然巧い。アコースティックな味わいのある素直な曲やフォルクローレ調から、
ビートの利いた弾けた楽曲まで...魅惑的な仏語を披露する2曲目から、既にその独特な
味わいのある歌の世界の虜となった。(特にラストのアッパーな英語曲のVocal worksが
滅茶苦茶カッコよい!)これまで未収録だった諸々ゲーム主題歌などを集めたベストアルバム、
という形式的な解説やコンセプトを覆すような独特の雰囲気が全体を通してあるのは、
やはり当然これまで手掛けてきた音楽世界が様々に幅の広さを持っていた証拠なのか。
こうなると俄然リリース済みの既存アルバムなども、是非に耳にしてみたい
という衝動に駆られる良作。冒頭からラストまで、まさに一瞬たりとも飽きさせる
ことのないソツのなさに舌を巻き堪能した。遅ればせながら今まさに「いとうかなこ」
という、まさかの逸材に遭遇した事件(こと)を心から喜びたい心境なのである。
破天荒遊戯 11 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
前巻で徹底的にダメージを被ったラゼルが元気ないので、
どうにもこうにも周りの男性陣はシリアス気味。
エンジェル・テキストとかヴィンセントとか昔出てきた設定が
伏線的な扱いで復活。
ナツメやセカンドとバロックヒートを末弟とする兄妹弟たちの過去話もちらほら。
相変わらず合間に出てくるモブに気合が入っているのはご愛敬。
最近出た他の作品よりは、ある程度読みやすかったかなと思います。
Heartbreaking Romance
既作ではあるがアニメTVサイズで聴いた瞬間、曲自体は
とてもよいと感じたのにCD版のフルサイズでは、アレンジが
懲りすぎで些か食傷気味。耳障りなデジタルビート音が
強すぎてヴォーカルや曲のよさを損ねていると感じてしまった。
もっとシンプルなアレンジでもよかったのでは?
(これがよいという意見もあるのでしょうが)
...とのレビューを以前掲載したのだが、改めてアルバムで視聴して
印象が若干変化(笑)いとうかなこ的には珍しいアレンジ?
アルバム曲の中で一歩突き抜けた疾走感が何より本命!的半端のない
勢いを感じさせる。何はともあれ、いとうかなこというアーティストに
触れた初めてのマキシ。それがために色々と感想の変遷もあり。