Best Angle for the Pianist-SUEMITSU&THE SUEMITH 05-08-(初回生産限定盤)(DVD付)
「第一期総集編」といった趣の濃厚なベスト盤です。
あらためてスエミツ氏の音楽はいいな!楽しいな!と感じました。
ピアノという楽器の野性味をがっつりと引き出した、骨太でメロディアスな音。
詩も絶品です。視野の狭いブログみたいな最近のJ-POPの詞とはまるで違って、
一曲一曲に絵画的でエレガントな世界が構築されてます。
ポジティブな詩にひそむ苦々しさや無力感も、ハッと胸を打つ。
ラストを飾るベタなマライアのカバーも、やたらとカッコイイ
(少女隊のカバーといいこの人の引き出しはオモチャ箱ですね)。
めくるめく心地の78分間。モウ大満足でした。
DVD収録のPV集は、何と言ってもすべてにスエミツ自身のコメンタリーが
収録されているというのがうれしい。
曲作りの背景のみならず、見ているだけでは想像もつかない撮影裏話が続々。
スエミツ氏はおしゃべりも上手い(よどみなく喋る!)のですごく楽しい。
全TVスポット映像も収録しているこの初回盤は、ホントお得だと思います。
個人的にこのレーベルからリリースされた作品群はすべて、
パッケージが非常に美しくデザインされているので気に入ってました。
次に移籍するレーベルもこれに負けないパッケージで、S&TS第2期のスタートを
飾っていただきたいです。よろしくお願いします。
Astaire
リーダートラックはドラマの主題歌にもなっているポップナンバーだ。
ただ主題歌にも使われているためかロック色は若干後退し、リズムもさほど、グルーブ感もなくおしゃれなナンバーに仕上がっている。
だからといって物足りなさは感じずにSUEMITSUの楽曲のセンスには唸らされてしまう。2曲目はお得意のパンキッシュナンバーで自然と体が動くそんなナンバーだ。SUEMITSUのメロディセンスはとにかく絶品でピアノがそれをうまく表現していると思う。