花の生涯 ~梅蘭芳~ スペシャル・エディション [DVD]
この映画を見て思ったことは、レスリー・チャンが生きていたら彼が演じただろうということです。
レオン・ライは好きな素晴らしい俳優ですが、女形を演じるには少し違和感がありました。
でも日中共に俳優陣は素晴らしく、特にレオン・ライの青年期を演じている青年には“レスリー・チャンの再来”と
言われるだけあり、目を惹くものがあります。
この作品を見て、『さらば我が愛』を観返したくなりました。
Rock'n'Roll Circus(DVD付)
期待を裏切られました!
前作のNEXT LEVELも好きだったけど今回も聴けば聴くほど味が出てきそうな予感。
don't〜のPVは鳥肌が立ちました。
あゆはやっぱり綺麗な人ですね。
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)
この本ほど、読みおわるのがもったいないと思った作品はありません。エンターテイメント性に富み、泣かせどころも随所に配置しながら、歴史の大局を崩すことのないストーリー展開は、もう圧巻です。この本に出会えたことに感謝しなければなりません。
物語の終盤は、やはり歴史の流れを踏まえていかねばならず、ちょっと(ほんのちょっとです。)トーンダウンのような気がしましたが、それを差し引いても、十分楽しめる作品でした。
浅田作品のなかでは、『壬生義士伝』と双璧をなす作品ではないでしょうか。
蒼穹の昴 DVD-BOX 2
DVD−BOX1に続いてレビューを書かせて頂きます。
このBOX2には☆5つをつけさせて頂きました。理由を申し上げます。
エンディングに、非常に感銘を受けたからです。
小説はさらに複雑な人間関係や、ドラマとは全く違う部分がありましたので「どういう風に終わるのだろう?」と興味深く観ていました。が!・・・ああいう風に終わらせたのか!・・・と、やはり監督汪俊氏の作り方に本当に感銘を受けました。(あえてここでは申し上げません)
また、梁文秀の賢妻・青'の死や、その後文秀がミセス・チャンやトーマス・バートンの助けを得て日本に出立するところなど、非常に見ごたえがありました。また、田中隆三さん演じられた柴五郎とミセスチャンの会見シーン(彼女は流暢に日本語を理解できるのに、柴大佐の前では知らないふりをしたところ)や平田満さん演じられた伊藤博文の登場シーンんは重みがありました。欲を言ったら、もう少し田中さんや平田さんの演技が見たかったな(苦笑)。
あとは、特典映像や、ブックレットの充実を希望致します。
蒼穹の昴 DVD-BOX 1
BSで「日本語字幕版」を観て、今総合で「日本語吹き替え」を観ています。
一番嬉しかったのは、吹き替えをして下さる声優さんの声がオリジナルとあっている!ことかな〜♪
正直、春児(ちゅんる)、梁文秀、ミセス・チャン、光緒帝の声がオリジナルのイメージと合ってなかったら!?という、不安が非常に大きかったので、日本語字幕版を観ていた時と、そう違和感無く観ております。逆に、日本語字幕の時は最初違和感があった(ごめんなさいね)西太后演じる田中裕子さんの声を日本語吹き替え版では心ゆくまで楽しめ、とても満足です。
特に先々週から春児が落ちぶれた宦官たちの住む富貴寺を出て、いよいよ紫禁城に宦官として出て行くときの師匠(黒牡丹や安徳海)との別れは、じーんと涙ぐんでしまいました。黒牡丹も安徳海も小説より、より温かく人間味がある人物として描かれているのが非常に好ましいです。特に黒牡丹が春児の腕を揉んでやるシーンには涙しました。これは小説では味わえない醍醐味です。この作品の監督をなさった汪俊氏の「撮影では7キロ痩せた」とお話しされていた苦労が偲ばれます。今でも小説よりどの人物も温かく描かれすぎて、苦笑してしまうことが多いのですが、小説は小説、ドラマはドラマと割り切って楽しめます。
監督の汪俊氏に心からの拍手をお送りいたします。
では、何故☆4つか。
うーん・・・・やはり、値段の高さかなあ・・・。決して内容は負けていないと思うのですが、下手に中国語を学んでいる為、中国で販売されるDVDの値段の安さを思うと・・・・と思っちゃうんです。ごめんなさいね。
後は・・・これは迷うところですが、小説で浅田氏は出来る限り中国人名を載せておられます。それを読んだ為か、中国人名を日本名で発音したり、そのまま中国名で発音されたりしているのが、個人的には混乱し、違和感を感じました。特に春児を「ちゅんる」と中国名で呼んでいながら、彼の京劇の師匠黒牡丹を「くろぼたん」と日本名で呼んでいる不統一さ。私の頭では「黒牡丹=へいむーたん」がインプットされていたので、この点でもやはり☆4つです。
けれど、これはやはり掛け値なしに、素晴らしい日中合同製作作品だと思います。
蛇足ですが、本日11月2日、西太后を演じられた田中裕子さんが、紫綬褒章を受けられたことをニュースで嬉しく聞きました。
心からのお祝いを申し上げます。